4年 海苔すき体験
ページID K3014996 更新日 令和3年2月4日 印刷
浦安市の4年生が全員体験するもの、それは郷土博物館で行われる「海苔すき」体験です。
本校の4年生も1月28日と昨日2月3日に「海苔すき」体験を行いました。1組が行った日は、雨天でとても寒い日だったのですが、海苔の作業は水を使います。「当時は冬の朝3時、もっと寒かったにちがいない」という言葉に子ども達は納得の表情を浮かべながら体験していました。作業を体験したり、学芸員の方から説明を聞いて熱心にメモを取ったりしながら大変有意義な時間を過ごしていました。
なぜこの体験を大切にしているのでしょうか。ご存知のとおり、浦安市の面積の4分の3は埋立地です。埋め立てをする前は漁業を中心とした、小さな町でした。4年生の社会科では、なぜ海苔の養殖を始めることになったのか、漁業権を放棄することになったのかなど、市の歴史について学びます。さらに現在の市の姿も学び、私たちの浦安がどのようになって欲しいのかという思いをもち、考えを深めるところまで学習します。その中で子ども達が教科書や副読本の文字からだけでなく、体験することにより、当時の人々の思いを想像し、考えを深めていけるようにしたいということから、毎年毎年行っているのです。
浦安っ子の大塚教諭も、子どもの頃体験しました。
「海苔すき」体験は、毎年多くの方々の協力を得て実現しています。今年度は新型コロナウイルスの影響もあり、中止も危ぶまれました。「もやいの会」というボランティアの方の中で、当時漁業に携わっていた方々が高齢化し、直接実体験をお聞きする、海苔すきをご指導いただくことが難しかったからです。しかし、郷土博物館の皆さんが代わってご指導くださることになり、実現することができました。子ども達のためにご尽力くださったこと、感謝申し上げます。
保護者のみな様もご家庭で海苔を食べる時に、子どもとともにちょっぴり浦安の歴史について思いをはせていただけるとよいなぁと思います。
昔の道具を使って海苔を細かくたたきます。よい音がでてほめられました。
均一に海苔をすくことが難しいので、みんな真剣です
すいた海苔をほす時も手順があります。
並べられ、ほしている海苔の様子
学芸員の方から貴重なお話を聞きました。
展示物からも、説明を読みメモを取ります。
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